綿貫堂 島旅とエスニックのブログ

エスニック料理と島旅のブログです 200離島上陸エスニック料理と島旅をライフワークに活動しています。 ミニコミ離島讃歌をコミケで販売してます。 前号は「硫黄島」実際に上陸 以前もブログを書いていましたが移動し再開します 旧ブログ http://blog.livedoor.jp/watanukimon/ 2021年現在200離島上陸 エスニックも百ヵ国くらいたべました。 また見学会や変わったイベントも書きたいと思います。

周防大島と周囲の島への旅7  笠戸島 粭島 

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田布施町を観光した後は車で行ける離島へ。まずは笠戸島

写真は下松市の観光案内より

この異様な髭の人物は、長岡外史中将 。航空産業に縁が深い人物で、この髭もプロペラ髭と呼ばれていました。詳しくはWikipediaでも読んでほしいのですが、最初は長岡将軍も飛行機発明援助要請に対しに冷淡であったが、ライト兄弟に発明を先行されたのを知り、その態度を恥じ、日本の発明家に謝罪する度量の持ち主で、その後は航空産業発展に尽力しました。

この長岡将軍は笠戸島出身ではないのですが、島が属する下松市の出身です。そのため笠戸島に外史公園が造られ、銅像も建立されました。

 

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銅像の写真を撮り忘れたので観光協会の写真を引用しましたが、こちらはこの島の郵便局の風景印です。やはりプロペラ髭の将軍が凛々しい

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笠戸島の見どころとしては、造船工場の絶景を挙げることができます。

少し高台に上がれば、このように造船工場が丸見え。

残念ながら、目の前のドックは空いていましたが、ここで建造していたら詳らかに観察できるでしょう。

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集落のやや高台から。

住民には見慣れた風景でしょうけど、観光客には不思議な光景

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iPhoneで不鮮明な画像ですが、これはコンクリート製被曳航油槽船の残骸です。太平洋戦争時に、船の鋼材も不足し、コンクリートで製造された油槽船で主に瀬戸内で活躍したようです。それが今もここに放置されています。

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比較対象として、こちらは広島県の安浦魚港で防波堤として活躍している、元コンクリート船武智丸です。この船にはエンジンが取り付けられ自力航行ができたそうです。

笠戸島廃線は曳航してもらい進む船でした。今回遠くから撮影しただけですが、砂浜に降りて近くから撮影もできるので興味がある方はどうぞ。

 

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次の島粭島へ移動 途中宇部興産や 日本精蝋株式会社 徳山工場

を見ながら島へ。
 

このホーランエー食堂のある場所が粭島。

島というよりほとんど半島の付け根のような場所で、島民も島にいるという感覚はなさそうだ。

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旧粭島小学校

ドラマかアニメの舞台になりそうな学校です。

現在は避難所として使われたり、たまにコスプレ撮影会の会場としても貸し出されるようです。

こすおん!さんのイベント告知

学校内部も郷愁をそそります。また保存状態も良い。

山口を中心にイベントをよく開催されているようで、産業遺産や島を選ぶなどセンスが良い。

こすおん! (kos-on.com)

 

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ホーランエー食堂

土曜だけ営業という古民家食堂。ぜひ食事したかったのだが。まあ週一ですのでむりでした、現在は、火曜水曜はランチの店 「そらとうみ」として営業。日曜もカフェとして営業する日もあるようです。仕事が休みの島民が日替わりで店長なのだろうか。

 

その後空港近くの温泉により東京へ。

かなりの数の島を訪問できて充実の旅でした。